使い方
注意点。既存作品のタイトルあらすじ本文等のコピペは絶対に避けること
はじめに
あらゆる創作は、過去の作品を元にしています。完全なオリジナルは、もはや存在しません。
この研究会は、プロットを読み解き、可視化することで「このシーンで、このような変化(別の展開)を描いたらどうなるか」または「この設定を流用して、この要素を足したらどのような物語が考えられるか」ということを研究する場です。
例えばシェイクスピアのロミオとジュリエットは、愛した人の策略を見抜けなかったことで「悲劇」となります。しかし、もしも見抜けた場合は全く別の物語があったはずです。他にも、例えばロミオが街頭で争いに巻き込まれた時「ロミオが神の力に目覚め一方的な勝利をする」という変化を加えた場合、物語は全く別の展開になるでしょう。また設定を流用するパターンとして、例えば「寄宿学校のジュリエット」は、ロミオとジュリエットの「憎しみ合う家(国)同士における禁断の恋」という設定を流用し、そこに「友好を結ぶため作られた寄宿学校」という要素を加えることで誕生したものだと考えられます。他にも「進撃の巨人」は、作者本人が「マブラヴのオマージュ」と発言している通り、多くの設定を流用しています。なろうにおける「流行」なんて、もはや流用されていない設定を探す方が難しいレベルです。しかしそれで良いのです。理由は研究を続ければ分かります。
さて何を流用するのか。そもそも過去作品はどのようなプロットで、どのような部分が読者に受けているのか。どの要素が現代でも受け入れられ、どの要素は現代では通用しないのか。などなど。ランキング上位を安定して獲得する作家は、執筆する前に必ず何らかの「研究」を実施しています。いわゆる「インプット」と呼ばれる行為です。この研究会は、これを皆でやろうという趣旨で生まれた場です。
使い方
既存の作品を研究するパターン
参考例
研究手順
1.作品を読む
2.最初のワンシーンを箇条書きにする(可能な限り抽象的にすること)
3.過去の研究一覧から類似研究を探す
3−1.ある場合
研究ページに飛び、内容を確認する。
「この場面は、こうした方が良い」と思った場合「変化を提案する」をクリック
「途中で終わっているが続きを書きたい」と思った場合「続きを書く」をクリック
3−2.ない場合
1.新規作成をクリックする。
2.タイトル、概要、重要なポイント、文字数、参考文献(なろう作品に限る)のncode、検索キーワードを入力して、確定をクリックする。フォーマットは自由。既存作品の本文等のコピペは避けること。
4.次のワンシーンを箇条書きにする
以降、満足するまで繰り返す
リレー小説パターン
参考例
実際に執筆しながら新しい変化を探す方法です。
研究の提案者は、途中まで、あるいは完成した物語を投稿します。
その内容に興味を持った参加者は、途中で「この展開を入れたらどうか」という「変化の提案」あるいは最後まで読んだ後に続きを提案します。
最後に
以上の例は、ほんの一例です。
使い方は自由です。既存作品の研究は、Kindleベストセラーを達成した管理人を初め、多くの作家が行っていることです。ぜひ様々な提案をしてみてください。
よくある質問
質問:著作権大丈夫なの?
回答:あなたの言葉と感性でプロットを記述する場合、それは、あなたの著作物と言えます。実際に「アイデアに著作権は無い」という結論が出ています。これは例えば「未来から現れた猫型ロボットがダメな少年を育成する物語」を描いても全く問題が無いということです(明らかな盗作はアウト。設定をオマージュするところまではセーフ)。どうしても怖い繊細な方は青空文庫をご利用ください。
質問:使い方がよくわからない
回答:さては年齢の高い方ですね? 小学生は遊びながら使い方を覚えます。童心に帰りなさい。
質問:内容を修正したい。
回答:認めません。後に続く研究は、その当時に見た情報を前提とします。もしも修正を認めた場合、後の研究が全て無意味になります。新しい研究として提案してください。
質問:削除したい。
回答:ツイッターで問い合わせてください。